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転勤族の妻であります。赴任地で戸惑いながら日々精一杯生きています!!(数少ない貴重な写真は赤子の頃のワタクシ☆)


by eringi-iruka
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私たちの卒業式

4日(金)から6日まで、2泊3日で、
最後のYとの交流をしてきました。

Yに最初に出会ったのが、昨年の4月7日。
ちょうど1年が経ちました。
長いようで短かった期間でしたが、
互いに楽しい時間を過ごせたと思います。

最初の頃は、お返事も
「ん」・・としか言えなかったのが、
今ではキチンと大きな声で
「はーい」と言えるし、
自分から進んで知らない大人にも
「こんにちは!」と言えるので
ワタシ達も彼に見習わねば・・と思わされました。

お絵かきも最初は「○」も
よぅ、書けなかったのに
今はちゃんと顔と手と足も書けます。
アンパンマンの絵もちゃんとアンパンマンに見えるので
1年の成長ぶりが窺えました。

土曜日はワタシが昼まで仕事なので、
「おじちゃん」とお留守番してもらいましたが、
何度も何度も
「おばちゃん、まだ?」と言っていたそうです。
今回は珍しく「おばちゃんコール」が多かったのでうれしかったです。

今回は最後なので、おじちゃんがデジカメで動画をたくさん撮っておこうと
メモリーも増やして撮影していたのですが、
土曜のワタシが帰ってきて間もないくらいに、
デジカメのレンズをマックスにして構えているときに
Yの手が引っ掛かって(?)見事にレンズからフローリングに真っ逆さまに落ちて行きました・・。

あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーーーー!!!
・・・と言ったところで後の祭り。(^^;)

電源は入るのですが、レンズが動かなくなり
そのままデジカメは画像を見ることも録画をすることも出来なくなってしまいました。。

・・まぁ、その前にもたくさん撮ってあるんですが。

ワタシは
「もうエエやん。これで・・」と言うんですが
相方が
「まだ今日も明日もあるのにー(´д`;)」とだいぶショックを受けたようで・・。

でも後から考えれば神様が
「そんなことしても辛いだけやで・・」と(何故か関西弁ですがw)
そういうお告げ(?)だったのかもしれません。

思い出は心のアルバムで・・・。
・・・と言いながらおじちゃんは諦めきれなかったので
携帯の動画で撮影し始めました。(←女々しい奴)
↑(でもこれがPCに取り込んでも見れないんですが(苦笑))

そんなこんなであっという間に時間は過ぎて行き、
Yが帰る時間が来ました。

Yには先生からも
「今日が最後だよ」とは言っていないらしいので、
ワタシ達からも帰る直前までは言わないでおきました。

夕食を食べ終え、Yがおもちゃで遊んでいるところに
「Y、おじちゃんとおばちゃんからお話があるから
ちょっとこっち向いて」

そう言っても何かを察しているのか、Yはこっちを向いてくれません。

「あのな、Yがおじちゃんとおばちゃんの家に来るのが今日で最後やねん。
もうな、おじちゃんとおばちゃん遠くにお引越しするから
ここに居られへんくなんねん。
だから、Yと遊ぶ日がこれで最後やねん。
・・・わかった?」

Yは頷いて理解してくれたようで
「うん。」と言ってくれました。

「じゃあ、先生んとこ帰ろうか!」と言うと、

「おかたづけしてから」と言って遊んでいたおもちゃを片付けてくれました。
時間がなかったので全部はできませんでしたが、
最後に粘っていたのでしょうか?(笑)

玄関を出ると、ちょうど隣の部屋のおじさんとおばさんとエレベーターが一緒になり、
ちょっと場が和みました。

隣の部屋の人にも事情を話してあり、
「今日が最後なんですよ~・・」と言うと
「そうかぁ、、、。ボク、幸せにな。」という言葉をかけていただいて
最後に握手もしてもらいました。

駐車場まではおじちゃんが抱っこ。
車にはチャイルドシートを積んであるのですが、
最後はワタシが助手席で抱っこして座ります。(ホンマは良くないですが・・)
先月もそうだったけど、今回も乗車後10秒ほどで即、入眠。

阪神高速を使って行ったので寮に着くのが思いのほか早く着きました。

車を路肩に止めて時間までYのぬくもりを感じていました。
ずっと眠っていましたが↓頭にキスをしたり抱きしめたり、
ワタシも相方に「女々しいことして・・」なんて人のこと言えませんが(笑)



名残惜しいですが、無情にも時間が来て車を降りることに。。。
Yは車を出る前に少し起きましたが、まだ眠気眼でワタシにもたれかかったままでした。

考えてみればいつも可哀そうです。
寝ぼけたまま連れてきて、ワタシ達もすぐ帰っていってしまうのですから・・・。

先生のところに帰るときはやはりYは泣きました・・。
最初は
「もうこれで最後やな。Y、ありがとな。バイバイ・・。Y、バイバイは?」
・・と言っても無言だったので眠いんだろうと思っていたけど
多分、「バイバイ」を言いたくなかったのでしょう。
堪えていたかのように、今までにないくらい大粒の涙をいっぱい流して泣きだしてきました。

ワタシもこの後、何て言ったのか忘れましたが
「これからママが来るから大丈夫やで」とか
「桃太郎みたいにいっぱーいご飯食べて大きくなるんやで」
とか(笑)そんなことを言ったかと思います。
後は覚えていませんが、
先生もこのままの状況は辛いだけだろう・・と判断したらしく
最後、Yから「バイバイ」と言ってもらえないまま
バイバイになってしまいました。

お別れは呆気ないものでした。

その場はワタシも泣きませんでしたが、
車に乗ってしばらくした後、
不覚にも涙が出てしまいました・・・。
今までのことを思い出してしまって、、
でももう二度とYがウチに来ることもないし、
会うこともできないんだけど。

でもYがウチに来てくれてよかったです。
初めての里親で、初めての里子がYでよかった。
とっても幸せな時間でした。

今はまだ寂しさがあり、しばらく引きずるかもしれませんが、
Yからもらった思い出を糧にまた次のステップにも進んで行こうと思っています。

再来週、里親懇談会があるので協会の担当者と
お話をしていこうと思っています。
(乳児院から次の週末里親の候補の子が2人ほどいるらしいので)

Y、ホントにありがとう。
ママと早く一緒に暮らせるといいね。
幸せになるんだよ!!


バイバイ
Yくん・・・。
by eringi-iruka | 2008-04-08 02:08 | 週末里親